鳥羽駅から離島めぐりへ――佐田浜の船のりばと四島航路の歩き方

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こんにちは、あいです。

伊勢からひと駅足を延ばした鳥羽には、船でしか行けない離島がいくつもあります。答志島、菅島、坂手島、神島。地図で見ると鳥羽湾にぽつぽつ浮かんでいて、「行ってみたいけど、どこから船に乗るの?」と迷う人が多いみたいです。実はあたしも最初、鳥羽駅の改札を出てからしばらくうろうろしました。おじいちゃんに「駅から港までは一本道みたいなものだよ」と教えてもらってからは、迷わなくなりました。

今日は、鳥羽駅から離島行きの船のりばまでの動線を、在住者目線で整理してみます。

あい:歩いている姿

鳥羽駅から佐田浜(鳥羽マリンターミナル)まで

離島への市営定期船が発着するのは、佐田浜にある「鳥羽マリンターミナル」です。鳥羽市の公式サイトによると、市営定期船は現在、全便がこの佐田浜から発着しています。

鳥羽駅はJR参宮線と近鉄鳥羽線の駅が並んでいて、どちらで着いても海側の出口へ向かえば大丈夫。駅を出て海沿いに歩けば、白い貝殻を重ねたような形のマリンターミナルが見えてきます。あたしの足でゆっくり歩いても10分ほどでした。途中には産直市場の鳥羽マルシェもあるので、船の時間まで少し余裕があるときは、ここで飲み物や地元の食べものを調達していくのがおすすめです。

鳥羽マルシェの外観

出典: Miyuki Meinaka, Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

四つの離島と航路の全体像

あい:指差しで解説

鳥羽市営定期船が結んでいるのは、次の四つの島です。

  • 答志島(とうしじま): 鳥羽の離島でいちばん大きな島。答志・和具・桃取という三つの集落があり、航路も「和具・答志方面」と「桃取方面」に分かれています
  • 菅島(すがしま): 海女さんの文化が今も息づく島。灯台のある散策路でも知られています
  • 坂手島(さかてじま): 佐田浜からいちばん近い島。船に乗っている時間はほんの少しです
  • 神島(かみしま): 鳥羽の離島でいちばん沖にある島。三島由紀夫の小説の舞台になったことでも有名です

行き先ごとに便が分かれているので、のりばの窓口で行きたい島を伝えて乗船券を買うのが確実です。同じ答志島でも、和具・答志と桃取では船が別なのが、最初はちょっとややこしいところ。あたしはここを勘違いして、一本前の桃取行きを見送ったことがあります。

鳥羽湾の眺め

出典: Daderot, Wikimedia Commons / CC0

乗る前に確認しておきたいこと

離島めぐりは「行きの船」より「帰りの船」が大事です。出かける前に確認しておきたいことを挙げておきますね。

  • 最新の時刻表: 便数は多くないので、行きに乗る便と帰りに乗る便をセットで決めておくのが基本です。時刻表や運賃は改定されることがあるので、鳥羽市公式サイトの市営定期船のページで最新のものを確認してください
  • 天候による欠航: 海が荒れると欠航や変更があります。風の強い日や台風シーズンは、当日の運航情報を確かめてから出発を
  • 島は生活の場: 定期船は島の人たちの通勤・通学・買い物の足です。大きな荷物のときは周りにひと声、写真を撮るときは漁具や干し物にさわらない、が基本のマナーだと思っています

夏の佐田浜で、おじいちゃんと

この夏、おじいちゃんと一緒に佐田浜まで歩いた日がありました。八月の鳥羽は日差しが強くて、駅から港までの短い道でも汗がにじみます。それでも、ターミナルの前まで来ると海からの風が通って、ふっと涼しくなるんです。

あい:暑さにばてる表情

桟橋には島へ帰る人の買い物袋と、釣り道具を持った人と、あたしたちみたいな見物の人が入り混じっていて、船が着くたびに港がざわっと動く。おじいちゃんは「島の船は時刻表どおりに暮らしの時間で動いとる」と言っていました。観光のための船というより、暮らしの船に乗せてもらう。その感覚を持って乗ると、島までの二十分足らずの景色も違って見える気がします。

答志島の海女さんの文化については鳥羽・海女文化の里の記事でも書いたので、島に渡る前に読んでもらえるとうれしいです。

まとめ

鳥羽駅から離島への動線は、「海側に出て、佐田浜の鳥羽マリンターミナルまで歩く」だけ。とてもシンプルです。ただし便数は限られるので、帰りの船から逆算して計画を立てるのがコツです。伊勢方面から向かうなら、JR参宮線の車窓を楽しみながら鳥羽駅へ、という行き方もおすすめですよ。

朝の便で渡って、島でお昼を食べて、午後の便で戻る。それだけで、いつもの伊勢旅がひとつ深くなります。

参考

  • 鳥羽市公式サイト「市営定期船」(2026年8月5日時点の情報をもとに執筆)